SUPER GTRound 3 SUPER GT in KYUSHU 300km

SUPER GT 第3戦 オートポリスで3位と4位。
2台のBMW M6 GT3が活躍。

サーキットサファリでNo.7 Studie BMW M6にアクシデント。

5月20日(土)、快晴の九州 大分県 オートポリス。2年ぶりのSUPER GT開催となりました。気温18.5℃、路面温度28.6℃。最初は荒 聖治選手がNo.7 Studie BMW M6を走らせます。オートポリスの路面は、いつも初めのセッションの路面が汚れた状態です。荒選手はコースの感触を確かめながら、まずは各コーナーで無線をチェックします。そして、メカニックのチェックを受け、本格的な走行に入ります。第3戦もチームは決勝に向けたメニューを重視。準備してきたマシンのセットアップの選定やタイヤのロングランチェックを中心に周回を重ねます。ヨルグ・ミューラー選手の担当セッションの終盤もタイヤの選定に注力します。チームは予定のメニューを消化して、この練習走行を終えました。

練習走行に続くサーキットサファリ。荒選手がステアリングを握ってスタートします。チームはセッションの序盤にレースシミュレーションのドライバー交代を実施します。ヨルグ選手がマシンを操ってコースへ戻ります。順調にメニューを消化していましたが、残り3分、マシンにアクシデント。ターン8で起きたコースアウトによって、マシンの冷却系が破損してしまいます。マシンをピットに戻し、このセッションを終えることになりました。

No.7 Studie BMW M6は予選9番手。
No.55 ARTA BMW M6 GT3は予選4番手。

公式予選Q1は荒選手が担当します。コースアウトで負ったダメージも修復が完了しています。タイヤの温存を狙って、ピットに待機した状態でQ1が始まりました。セッションの開始から4分経過。メカニックがマシンを押し出そうとしたその時、1台のマシンがコースアウト。Q1は残り10分50秒からの再開となります。No.7 Studie BMW M6はセッションが再開した時、コースイン。ドライバーは荒選手。アウトラップ後の2周をタイヤのウォームアップに使い、続く計測4周目にアタックを開始します。1周目に1分44秒924を記録。Q1を3番手の好タイムで終えました。
Q2はヨルグ選手が担当。チームは約2分間の待機の後、マシンを送り出します。この予選で初めてニュータイヤを装着。感触を確かめながら、タイヤを温め、計測3周目からアタックを開始します。1分45秒515、9番手のタイムでQ2を終えました。

AUTOBACS RACING TEAM AGURIは初めてオートポリスを走ることになるショーン・ウォーキンショー選手がQ1を走ることになります。チームは彼の学習能力の高さに期待します。ショーン選手がステアリングを握って、セッション中盤にタイムアタック。その時点で4番手のタイムを叩き出します。チームはそこでタイムアタックを終了しましたが、他のマシンはタイムを次々と更新。Q1突破ギリギリの14番手に。このレースも激戦になりそうな気配が漂い始めます。
Q2は高木 真一選手がアタック。GT300クラスの出場マシン FIA-GT3勢ではトップのタイムを記録しましたが、オートポリスのようなレイアウトのサーキットを得意とする軽量なJAF-GT勢には及ばず。4番手となります。明日の決勝レースはJAF-GT勢に離されずにレースを展開し、表彰台を狙います。

チームの力で優勝を。

ヨルグ・ミューラー選手
「聖治はマジックのように、とても素晴らしい結果を出してくれた。同じように走ろうと思ったけれど、午前中に走れたのは15分。予選で初めてニュータイヤを装着したために、ちょっと難しい予選になってしまったよ。でも、ハッピー。明日はプッシュする!」

荒 聖治 選手
「マシンがBMW M6 GT3に変わってから最も気持ちの良い予選でした。性能調整で再びターボの最大加給圧を削られたけれど、乗り方も工夫して、セッティングの方向性も掴めてきました。ヨルグ選手も苦しい条件の中でシングルの順位を出してくれました。明日の決勝が愉しみです」

鈴木 康昭監督
「今日の立役者はメカニックでした。思った以上に大きかったコースアウトによるダメージを修復し、予選に間に合わせてくれた彼らに、とても感謝しています。荒のQ1も、素晴らしいアタックでした。ヨルグも予選で初めてニュータイヤを履き、不慣れなオートポリスでシングルの順位を獲得。良い流れを感じ、決勝が愉しみです。前回のオートポリスは12番手のスタートから表彰台。今回は9番手のスタート。それ以上の結果を獲りたいと思います」

決勝レース、ターゲットはJAF-GTの2台。

5月21日、晴天の日曜日。前日に起きたマシンのダメージも完全修復が完了。BMW Team Studieは万全の体制で決勝レースへ挑みます。

スタートから3周で7番手に。

午後2時、パトカーが先頭するパレードラップ、そしてフォーメーションラップから決勝レースがスタートします。No.7 Studie BMW M6を駆るのは荒 聖治選手です。クリアなスタートを決めて、マシンは加速していきます。

コントロールラインを通過した直後、荒選手は前のマシンを3コーナーでオーバーテイク。3周目、さらに1台をパス。レースの序盤で、そのポジションを7番手に上げます。そのGT300クラスの後方のマシンがGT500クラスのマシンとクラッシュします。セーフティーカーが導入され、再び隊列を整え、12周目まで周回数を消化していきます。
13周目にレースが再開。荒選手は7番手を維持します。22周目、No.7 Studie BMW M6は前方のマシンのピットインで6番手に浮上します。28周目には5番手までアップ。30周目にチームはピットインをコール。荒選手は31周目にルーティンのピットインへ。見かけ上は9番手でレースに復帰します。

終盤はライバルとの激闘。No.7 Studie BMW M6は4位でゴール。

マシンを委ねられたヨルグ・ミューラー選手。前を行くNo.11 GAINER TANAX AMG GT3と後ろから迫るNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMGの2台と一進一退の攻防を展開。白熱したレースが続きます。その3台の前を走るのはNo.55 ARTA BMW M6 GT3です。58周目に4番手のNo.11 GAINER TANAX AMG GTがリタイア。ポジションをアップすると、後方のライバルを抑え込んだまま、チェッカーを受け、4位で完走を果たしました。

強敵を相手に3位。No.55 ARTA BMW M6 GT3は表彰台へ。

スタートドライバーを務めたのは高木 真一選手でした。鮮やかにスタートを決め、1コーナーでアウト側からJAF-GTの1台をパス。3番手でストレートを通過します。そして、セーフティーカーの導入により、12周までスロー走行。タイヤを温存できた高木選手は、タイヤを労りながら3番手を維持します。30周目には他のマシンのピットインもあり、2番手にまで浮上します。

34周目にルーティンのピットイン。タイヤを温存してきた高木選手は片側のタイヤ交換だけで走りきれると判断し、チームに伝えます。左側の2本だけを交換する作戦です。百戦錬磨のドライバーならではの優れた眼。それを信頼したチームの素晴らしい決断です。
AUTOBACS RACING TEAM AGURIはピット作業の短縮に成功。見た目は3番手ですが、実際にはトップでコースに復帰します。

交代したショーン・ウォーキンショー選手は、昨日がオートポリスの初走行。それでも、すでに何度もレースを戦ったことがあるような最高の走り。No.25 VivaC 86 MC とNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT、2台のJAF-GTと文字通りデッドヒートを繰り広げます。右側は履き替えていないグリップの落ちてきたタイヤです。揺るぎない走りで後方から追い上げてくる他のライバルも牽制します。

しかし、オートポリスを得意とするJAF-GTの2台のペースは1ランク上でした。45周目には3番手になりましたが、安定した速さで駆けぬけて、今シーズン初の3位に入賞。二人のドライバーは表彰台で祝福を受けます。

GT300クラスは30台が参戦しています。その中でBMW M6 GT3と同じ出場マシンの規格 FIA GT3は21台。FIA GT3の中では1位と2位という結果でした。次の戦いは7月22日(土)23日(日)、スポーツランドSUGO。いよいよ真夏の3連戦が始まります。待ち受けるのは灼熱のサーキット、引き続き応援をお願いします。

優勝への期待。

ヨルグ・ミューラー選手
「とてもとてもハッピー。9番グリッドからスタートして4位でフィニッシュ。今シーズンは、なかったこと。タイヤを労りながら、後ろから迫る谷口選手を抑えるのはとても難しかったよ。でも、チームのピット作業は素早く完璧で正確。4位を守りきることができて、素晴らしいレースになったね」

荒 聖治選手
「オートポリスではBMW M6 GT3の運動性能の高さを活かして、予選と決勝ともに今期ベストなパフォーマンスを発揮することができました。トップ10圏内の上位でレースを戦うこともできて、今後のレースを戦う上での手応えを掴んだ一戦になりました。この後も、このパフォーマンスを最大限に活かし、優勝を狙ってベストを尽くします」

鈴木 康昭監督
「トップの2台は、コースとのマッチングや性能調整も含め、別格のレースでした。3番手のARTAさんに関しては、我々と6秒差でのフィニッシュ。こちらはタイヤ4輪交換に対して、ARTAさんは片側2輪だけの交換。それがぴったりタイム差として表れ、3位と4位を分けました。ARTAさんの素晴らしい作戦だったと思います。FIA GT3勢の中では、BMW M6 GT3が1-2フィニッシュを飾れたことは、とても素晴らしいと思いますし、前回が7位、今回は4位、かなり見えてきたことがあります。次戦に期待していただければと思います」

BMW Team Studie Official Club開設。

ファンが待ち望んだ公式クラブの開設。入会するとチームのイベントに参加できたり、限定品の2016 SUPER-GT BMW Team Studie M6 GT3 1/43 Modelなどを手に入れることができます。現在、クラブでは会員を募集中。詳しくは下記URLへアクセスしてください。

BMW Team Studie Official Clubはこちらから

http://teamstudie.jp/official-club/
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