ユーカーパックは売れない？査定の流れや利用するメリットを評判・口コミをもとに徹底解説！

一般ユーザー参加型のカーオークションを採用しているユーカーパックは、サービスの提供を開始してから10年以上のサイト運営実績があります。

高額査定が狙える車買取サービスですが、逆に「ユーカーパックは売れない？」との噂もあります。そこで今回は、口コミ評判を参考材料にしてメリットやデメリットと合わせて徹底解説していきます。

ユーカーパックとは？

ユーカーパックは、ユーカーパック株式会社が2012年3月6日に設立したユーザー参加型の車買取オークションサービスのことで、8,000社以上の自動車販売業者と提携している業界屈指の規模を誇っています。

項目	会社概要
社名	UcarPAC(ユーカーパック)株式会社
設立	2012年3月
本社	東京都江戸川区葛西3-33-11 マルカビル6F
事業内容	中古車個人間売買仲介 中古車業者間売買仲介 中古車個人業者間売買仲介
許認可番号	東京都公安委員会 第307791604592号
公式HP	https://www.ucarpac.co.jp/

ユーカーパックのサービスや特徴について

ユーカーパックは、以下の特徴やサービスを提供しています。

• 何度も査定を行う必要がない。
• 自動車販売業者からの直電がない。
• 買取上限額のない、オークション形式を採用している。
• 出品から入金までの業務を無料で行っている。

高額査定を狙うには、複数の車買取業者で相見積もりを取得し、査定額を吊り上げるのが一般的な方法です。しかし、複数の車買取業者で査定申込みを行うと、依頼した業者の数だけ現車査定を実施しなければいけません。

ユーカーパックでは、現車査定を1回受けるだけで、8,000社以上の自動車販売業者が参加しているカーオークションに出品することができるので、無駄な労力や時間を費やすことなく、高額査定が狙えます。

また、高額査定を狙うもう1つの方法として「車一括買取査定」がありますが、依頼した車買取業者の数だけ個別に商談しなければなりません。

査定申込みの確認電話や査定日時の打ち合わせなど、時間に関係なく電話やメールが掛かってくるため、「しつこい！」と感じるユーザーも少なくありません。

ユーカーパックでは、ユーザーの個人情報を一切外部に漏らさない仕組みをとっているため、自動車販売業者からユーザーに対して直接連絡がくることはありません。

また、通常の車買取査定では、各買取業者が流通相場を参考にして査定額の提示を行うため、買取金額の上限が決まってしまいます。

ユーカーパックは、自動車販売業者が欲しい価格を自由に入札する「オークション形式」を採用しているので、買取金額に上限がなく相場以上の落札額を狙うことができます。

このようにユーカーパックでは、初めて車を売る人でも安心して利用できる仕組みが構築されていますし、高価買取を誰でも狙うことができます。

ユーカーパック利用の流れ

ユーカーパックを利用するには、以下の手順で申込み手続きを行って下さい。

1. ユーカーパック公式サイト内「完全無料・査定依頼スタート」から申込みを行う。
2. ユーカーパックサポートセンターから、査定に関する案内の連絡がくる。
3. 査定日時の打ち合わせを行い、現車査定を実施する。
4. 査定終了後、出品手続きの打ち合わせを行う。
5. オークション出品日を決める。
6. 売切り価格(最低落札価格)を設定する。
7. オークションに出品する。
8. 売切り価格以上の入札があった場合、マイページから売却承認の手続きを行い売買成立となる。
9. 売買成立後、売却に必要な書類を準備してユーカーパックに郵送する。
10. 書類に不備がなく、車両の引き渡しも完了したら、3営業日以内に指定口座へ買取代金が振り込まれる。

もし、設定した売切り価格を下回った場合は、最高入札業者と商談交渉することも可能です。ただし、最低落札価格以下での交渉になるため、商談を行う際には慎重に価格交渉をして下さい。

ユーカーパック利用上の注意点について

ユーカーパック利用上の注意点を、いくつか紹介させて頂きます。

• 現車査定の実施ができない地域が存在する。
• 出品できない車種がある。
• 査定の保証期間が決まっている。
• 売切り価格以上で入札された車両は、キャンセルはできない。
• 買取金の支払いは口座振り込みだけ。

ユーカーパックの査定エリアは、全国が対象地域になっていますが、日程調整が困難な離島や一部の地域で、現車査定ができないエリアがあります。

そのような現車査定ができないエリアにお住まいの人は、自分で撮影した車両画像をユーカーパックに送ることで、オークションに出品することができます。

ユーカーパックは国産車/輸入車の出品が可能ですが、不動車や事故現状車など、解体や廃車向きの車両は出品できないケースがあります。もし出品可能な車両であっても、現車査定は行わず「電話査定」で済ませることもあります。

中古車の流通相場は日々変化するため、査定を実施した日から「最大60日」の保証期間が設けられています。愛車の引き取りに60日以上要する場合は、再査定や出品ができないことがあります。

売切り価格以上の入札が入った場合は、いかなる理由があってもキャンセルができないため、売るかどうか悩むようであれば出品しないようにして下さい。

ユーカーパックでは、買取代金の授受でトラブルが行らないように「所有者が指定する口座振り込み」だけに支払い限定しています。即日現金受け渡しが希望の人は、ユーカーパックの利用ができないので注意して下さい。

ユーカーパックの評判・口コミについて

ユーカーパックをこれから利用する人にとって、実際に利用した人の口コミ評判は気になるはずです。ユーカーパックを利用した人の口コミ投稿をピックアップしたので、利用する際の参考にして下さい。

オークション形式での買取は初めてですが、手順など丁寧に説明してもらいました。車を査定する査定員、車を陸送する方も丁寧な対応で安心感がありました。買取価格は最初の入札価格が相場よりかなり低かったため、これはダメか！と思っていたら、終了時間にかけて入札価格が更新され、想定されていた価格よりも高く買い取ってもらうことが出来ました。車の状態や希少性もあるかと思いますが、今回こちらで車の買取をしたことは大変満足しています。

引用元：Googleの口コミ

ディーラー提示から18万円も高くなったし、自宅まで車両を引き取りに来てくれたので助かりました。入金も車両引き渡しから2営業日と迅速に対応してくれました。

引用元：Googleの口コミ

対応はとても良かったです。査定員の方も親切でした。しかし、査定に2時間近くかかりましたので、時間に余裕が無いとダメです。オークションでの落札価格は期待を大きく下回り、買取専門店と50万円ほどの差があり、結局取り下げました。期待していただけにとても残念な結果になってしまいました。車種や時期にもよると思いますので、試しにやってみるのも良いと思います。

引用元：Googleの口コミ

たいした説明もなく、査定で近所のGSに。2時間半ほど待たされ、あら探しのような傷のチェック。「1時間半までみといてください」に対して、2時間半も待たされた時点でありえなかった。その後の電話のフォローでも説明がいまいちで、結果的には最大1人2回までしか出品できないとのこと。挙げ句、1回目のオークションでは相場より安い入札価格を提示され、次は最低落札価格をしっかり下げて、その1回で終わりとのこと。時間の無駄にもほどがある。

引用元：Googleの口コミ

ユーカーパックを利用した人の良い口コミでは「買取価格」や「対応の良さ」などに満足されたユーザーが多く、逆に悪い口コミでは「査定時間の長さ」に不満を抱いた人が多く投稿しています。

ユーカーパックは査定チェック項目が多いため、査定に要する時間が2時間以上掛かることも珍しくありません。査定で長時間待たされたあげく、思うような金額で売れなかったユーザーにとっては、不満だけが残ってしまったのかもしれません。

ユーカーパックのメリット・デメリットについて

高価買取が期待できるユーカーパックですが、残念ながらデメリットも存在します。ここでは、ユーカーパックのメリットやデメリットについて紹介していきます。

メリット	デメリット
連絡があるのは「ユーカーパック」からだけ。 出品から車両引き取りまで全ての業務をユーカーパックが無料で代行してくれる。 愛車の買取相場を無料で即時知ることができる。 8,000社以上の登録業者による競争入札のため、一般相場以上の高値で売却できる。	査定に要する時間が掛かる。 車両の状態によって買取金額に大きな開きが生じる。 買取相場の把握が必要。 利用できない地域がある。

ユーカーパックのメリットについて

ユーカーパックのメリットは、一括買取査定で問題視されている「業者からのしつこい営業電話」が無いことです。オークション出品から買取金の振り込みまで、全ての買取業務を無料でユーカーパックが代行してくれます。

そのため、一括買取査定のように個人情報を複数の業者に開示する必要がなく、ユーカーパックとだけ連絡を取り合う仕組みになっているので、煩わしい迷惑電話の心配がありません。

また、下取りや買取相場を調べることができる「買取相場検索機能」が用意されているので、愛車の価値を誰でも簡単に知ることができます。

愛車の価値を知ることで、「売切り価格の設定」や「売却価格の目標」が立てやすくなり、最大8,000社以上の自動車販売業者に対して入札参加のアピールができます。

買取に関する業務を無料で全て委託したい人や、業者と直接交渉したくない人には、ユーカーパックがおすすめです。

ユーカーパックのデメリットについて

ユーカーパックのデメリットは、悪い口コミとしても多く投稿されていた「査定に時間が掛かり過ぎ」です。査定に時間が掛かる理由としては、ユーカーパックが採用している査定アプリ「UIS」の使い勝手に問題があるとも言われています。

通常の買取査定は、車両情報や傷・凹みをチェックシートに記入するだけですが、UISでは400項目以上の情報を記入するほか、何枚もの写真を撮影しなければいけません。

そのため、ユーカーパックの査定時間は最低でも100分程度掛かるため、忙しい人にとっては簡単に利用できるサービスではありません。

ユーカーパックは、個人が直接出品できるシステムのため、車両管理の技量によって買取金額に大きな差が出ます。

例えば、同じ年式の車種であっても、汚いままの車は入札が入らない場合があります。車を綺麗に清掃する最低限の技術があれば、買取金額が大きく下がることはありません。

ユーカーパックでは、出品時に「売切り価格(最低落札価格)」の設定が必要ですが、愛車の買取相場を知らなければ、適切な金額設定ができません。

もし、低過ぎる売切り価格で設定した場合は、安い価格で落札される恐れがありますし、逆に高過ぎる売切り価格で設定した場合には、未入札で流れることがあります。適切な売切り価格を設定するためには、愛車の買取相場を把握しておく必要があります。

ユーカーパックには、現車査定を実施している査定取次店が全国に点在していますが、離島や一部の地域で利用できない査定取次店があります。

愛車を迅速に売却したい人にとっては、査定時間や売却までに時間を要するユーカーパックはおすすめできません。ユーカーパックを利用する際には、デメリットを十分に把握した上でご利用下さい。

ユーカーパックの買取相場について

ユーカーパックでは、中古車の買取相場や査定価格を無料で調べることができます。ここでは、ユーカーパックの買取相場を代表的な車種を例に挙げて紹介させて頂きます。

項目	トヨタ CH-R	日産 リーフ	ホンダ N-BOX
年式	2016~2022年	2010~2021年	2011~2022年
走行距離	1~10万㎞	1~10万㎞	1~10万㎞
平均買取価格	107万~184万	117万~196万	60万~116万
平均査定価格	113万~191万	123万~202万	63万~119万

 上記の表を見て頂くと分かる通り、平均買取価格よりもユーカーパックの査定価格の方が、若干ですが高いことが分かります。売切り価格を超えた時点で入札が集中するため、特に人気車種や高年式車は入札金額が伸びる可能性を秘めています。

ユーカーパックで愛車を高く売るコツについて

ユーカーパックは、自動車販売業者による「競争入札システム」のため、是が非でも欲しい車に対しては、流通相場以上の価格で競り落とされることがあります。

ユーカーパックもヤフオクなどと同じで、落札間際に入札に参加してくる自動車販売業者が多く、想像以上の高値で落札されることも珍しくありません。

ユーカーパックで高く売るには、入札したくなる「売切り価格の設定」がポイントで、売切り価格が高いと入札に参加する業者が少ないですし、逆に売切り価格が低いと入札に参加する業者が急増します。

ただし、売切り価格が低過ぎると流通相場以下で落札されることもあるので、売切り価格の設定はシビアに行う必要があります。

ユーカーパックでは、出品する際に専属の担当者と流通相場の相談ができるため、初めて出品する人でも絶妙な売切り価格の設定が可能です。

愛車を少しでも高く売るためにも内外装の清掃は必須ですが、売切り価格の設定がユーカーパックで高く売るための最大のコツと言って良いでしょう。

まとめ

ユーカーパックは売れない？ではなく、売切り価格の設定を間違えることで、安く落札されたり、未入札で流れてしまい、結果として「ユーカーパックでは売れない」と勘違いするケースがあります。

愛車を高く売りたいがために、売切り価格を高く設定してしまうと、入札が入らず未入札で売れないことがあります。相手はプロの自動車販売業者ですから、流通相場とかけ離れた金額を設定しても、入札には参加してきません。

愛車を高く売りたいなら、ユーカーパックの担当者に相談した上で売切り価格の設定をして下さい。愛車の売却を考えている人は、下記のユーカーパック公式サイトを熟読した上で、ご利用することをおすすめします。

ユーカーパックの評判は口コミでも分かる通り、使い方さえ間違わなければ、初心者でも確実に高価買取が狙える車買取サービスです。